・水で健康に

水で血液サラサラに

アルコールは、体温を上げて代謝を活発にし、利尿作用が働くので、体の水分が奪われがちになります。アルコールによって水分が奪われてしまうと血流が悪くなり、悪酔いや二日酔いの原因になります。そうならないためにも、まず飲む前にミネラルウォーターでしっかりと水分補給をしましょう。 「飲む前に水を一杯」を習慣づけたら、お酒と上手に付き合えます。また、タバコに含まれるニコチンにも強い利尿作用があります。タバコを吸うことによって、体内の水分が尿となって排出されやすくなるので、その分、こまめに水分補給をしないと血液濃度が高くなります。血液がドロドロになると、動脈硬化や心筋梗塞などになりやすくなるので、愛煙家は積極的にミネラルウォーターを飲みましょう。

水で美しさと若さを保ちましょう

水と老化は密接な関係があります。体内水分量は、子供が80%、成人が60%、高齢者はなんと50%以下というように、顕著な水分量の違いがあります。これは年をとると細胞総数が徐々に減少してくるためですが、意識的に水分を補充していると、たとえ細胞総数が少なくても、個々の細胞がみずみずしく蘇り、代謝や老廃物の排出などのシステムもきちんと巡るようになります。代謝を活発にする事で冷え性、肩こり、むくみなどの解消にもつながります。

子供の生活習慣病を改善

これまで40代以上の病気とされてきた糖尿病、脂肪肝、高脂血症、高血圧症、動脈硬化症などの生活習慣病ですが、近年、子供の発症が増えてきています。子供にこうした病気を引き起こしている原因の一つとなっているのが肥満です。肥満の原因は子供も大人と同様、食べすぎと運動不足。食生活は決まった時間に食事をとらず、お菓子や清涼飲料水を大量に飲む。このような生活を続けていると、大人になってから発症する可能性も非常に高くなるといえます。早い時期から3食バランスの良い食事をとり、お菓子はおやつのときだけ。それ以外のときは口にするのは「水」と決めて、親も一緒に実行していきたいものです。

高齢者は水不足になりやすい

人は年を取ると、体内の水分が不足しがちになります。普通は食事で約1000ml、細胞の代謝でつくられる水分が200〜300ml、残りの15000mlは飲料から補いますが、高齢者の場合は食が細くなり、感覚の鈍化により喉の渇きを感じにくくなり、細胞代謝も悪くなると全体的に体への水分補給が少なくなりがちになります。また軽い脱水症状であるにもかかわらず、「もう年だから…」と自分も周囲も納得してしまい注意が必要です。元気のなかった高齢者が水を飲み始めて、脱水症状の改善だけではなく、代謝が高まり、血流も良くなり、顔の色艶や顔つきまで変わってきたりと、介護の分野でも、高齢者の水分補給を重視しているようです。